手術のご案内

手術のご案内

当院では毎週火曜日と木曜日に手術を行っております。

日帰り白内障手術

  • 手術は局所麻酔下で行い、痛みはありません。当院での平均的な手術時間は5分前後となりますが、難易度の高い例ではこれより長くなります。
  • 成功率は99%以上でほとんどの患者様は結果に満足される手術です。しかし合併症の可能性はゼロではありません。(詳しくはこちらをご覧ください)
  • なお、多くの合併症は当院でも行っている硝子体手術で対応可能です。
  • 院長執刀の手術動画をYouTubeに掲載しております。
    こちらからご覧ください(出血はありませんが手術動画であるため、閲覧には十分ご注意ください)

白内障手術を受けられる方へ
当院は多焦点眼内レンズの白内障手術を行う医療機関として届出をしています。
選定療養として通常の白内障手術費用に追加で自費負担いただくことで多焦点眼内レンズの挿入を行うことができます。
ご希望の方は職員にお気軽にお声かけください。

当院で行われる白内障手術は全国的にもトップレベルと自負しております。手術のレベルの指標となる破嚢率(はのうりつ)は約0.1%と極めて低い数値を維持しています(全国平均の1/10程度です。褐色白内障、成熟白内障など数多くの難症例を含めた数字です)。
内地や本島で行われる手術と違い、離島で行われる手術は合併症を起こしたときに他の医療機関に搬送するのが困難を極めます。当院では合併症を起こす可能性を限りなく低くし、また合併症が起きてしまったときに対処する技術も備える(硝子体手術)ことで、万全の体制を整えています。

日帰り硝子体手術

  • 当院は離島で硝子体手術を施行する日本で唯一の施設です(当院長が宮古病院に在籍していた時も行われていました)。
  • 25G硝子体手術という最新のシステムを用いて、日帰りの手術を行っております。
  • 手術時間は症例によって異なり、三十分〜一時間程度です。

※網膜剥離などに対する緊急手術も行っております。ただし、入院が必要と思われる症例に関しては、飛行機による異動が極めて困難な例などを除き、適宜本島の病院へ紹介させて頂きます。

日帰り翼状片切除術

  • 手術は局所麻酔下で行い、痛みはありません。角膜にかぶさった白い皮を剥離した後、別の部位から切り取った結膜を移植します。手術時間は十分から二十分程度です。
  • 五%程度の確率で再発がみられ、その場合は再手術が必要です。
  • 術後はしばらく充血が続きます。その間は点眼が必要となります。

眼瞼下垂手術

  • 眼瞼(まぶた)は加齢と共に下がってくる傾向があります。瞳孔が隠れるまで下がると視力低下のため日常生活に支障をきたすようになります。
  • 進行すると顎を前に突き出して物を見るようになり、また肩こりや頭痛などの自律神経症状が現れることもあります。
  • 下垂の原因は皮膚の弛みから筋力の低下まで様々です。
  • 当院では単純な皮膚切除から筋肉の再建(ミューラー筋タッキング、瞼挙筋切除術)まで幅広く対応し、重症の下垂例にも良好な手術結果を残しています。 手術時間は三十分程度です。
  • 形成外科で行われることも多い手術ですが、眼球との関連が深い領域であるため、眼科で行うメリットは計り知れません。

日帰り眼科小手術

  • 眼瞼内反症(単純な皮膚切除〜LER縫着)、眼瞼外反症、眼瞼腫瘍切除、結膜腫瘍切除、脂肪ヘルニア切除などを行っております。

手 術 室

  • 安全に手術を受けていただくために、各種モニター装置(血圧・心電図・酸素飽和濃度)で全身状態を観察しながら行います。
  • 手術室はエアコンと空気清浄設備を備えており、清潔に保たれています(クリーンルーム)。

回 復 室

  • 手術前後で患者様の更衣・身支度を行い、術後は約30分間安静にしていただき、帰宅となります。
  • プライバシーが守れるようカーテンで仕切られた、BGMの流れる個人用リラックスチェアを備えた回復室です。